大根 鹿に食われる
鹿の冬支度
冬を迎え、畑には大根などの冬野菜のみとなると、山に近い畑から鹿の餌場となります。
 大根の上のおいしい部分を歯でかじっています。
朝方早くに食べられた直後大根
何度も食べられた大根 民家がすぐそこに在ります
 鹿は一度くると何度でも、
餌を求めてやってきます。
大根の周りは足跡だらけです。
収穫後の大根畑は鹿の
餌場となってしまいました。
冬の季節は動物にとっても
厳しい季節です。
 鹿に食べられては商品になり
ません。そこで畑に網を張り巡ら
しました。
 この翌日から鹿は隣の畑へと
餌場を変えました。そして民家
の近くへと餌場を移動させていき
ます。危険を犯しても生きるのに
必死なのです。
網で囲まれた白菜
鹿を捕まえた!!
 私は中学生の頃、鹿を捕まえたことがあります。鹿は天然記念物
のニホンカモシカだったので捕まえたら犯罪に当たります。私は怪
我をして農業用水路にうずくまっていた小鹿を素手で捕まえました。
 
 その後家に連れ帰り、子牛を飼うためにあった小さい小屋に保護
しました。役場に連絡すると県職員の獣医さんと共に治療のために
来てくださいました。足を怪我をしていたらしく、私が近づいても逃げ
ようという素振りだけで川の中で動けなくなっていたのでした。

 治療は傷口を縫い、酸素補給と注射だけでしたが少しは回復した
ように見えました。私はドライヤーで濡れた体を乾かしてあげました。

 保護から3日後くらいに私が学校へ行っている間に死んでしまいま
した。えさを食べなかったのです。餌は野菜や牛用の飼料を与えた
のですが食べませんでした。人と自然の関わり方の難しさを痛感す
る出来事でした。

 その後は父が所有する山の一画に穴を掘り、役場の職員立会い
の元、土の中に埋めました。
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