遺跡調査
調査の結果
陶器の破片が見つかりました。

重大な発見はなりませんでしたが
田んぼの断面が見れました。
6つの層が現れました。

1    作土層
2   すき床層
3    下層土
4   鉄集積層
5    下層土

 土の断面から色々なことが分かります。鉄集積層では表層付近から溶け出した
鉄がこの層で酸素と結びつき黒色になります。土の色は土に含まれる成分や酸
性・アルカリ性などの環境要因によって変わります。土の色を見るだけで様々な事
が分かります。
 写真の1番下の層は約600年前の地層でしたが今回は陶器の破片のみしか
見つかりませんでしたが、すぐ近くでは住居跡が見つかりました。建物の柱跡や
側溝らしきものが発見され、長期間調査されてました。
布目瓦 以前、ここらへんの田んぼや畑でよく見つけられました。瓦に布の生地
で模様をつけられた布目瓦の破片が見つかることは珍しくありませんでした。平安時
代は瓦を作る時、木製の枠からはがし易いように布をしいていました。その模様が瓦
の裏側に残り、それを住居に使用していたみたいです。福井県美浜町興道寺
その時代から存在していた集落だと分かります。

 興道寺にある神社の小さな山には窯跡の遺跡があり、その山で小さい頃よく遊ん
でいた私は素焼きの土器の破片を拾ったことがあります。ほかにもたくさん遺跡
の調査が行われています。
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